ニュージーランドダイアリー

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ニュージーランドって本当に寛容な国ですよ。

文化

ニュージーランドに来て、いろんなニュージーランド人たちと接するうちに、彼らの特徴というか、性質というものが理解できてきます。

旅行だけの数日間だけではなくて、しばらく、彼らと同じコミュニティで、生活して、彼らのやり方とかに馴染んでくるんですよね。そうすると、それがしみじみと分かってきます。

そして、だんだん、キウイ達の共通した像、というのが自分の中で作られていくんですよね。だいたいのニュージーランド人ってこうなんだよね、っていう。

キウイの人たちって、日本人と違ってこうだなーとか。そういう軽い感覚だったのが、確信に変わるっていう。

これがいわゆる、偏見とか既成概念と言われるものになるのかもしれませんが、それでも、そう表現するのがぴったりっていう、そういうことってありますよね。

彼らの特徴を筆者なりに表すとすれば、【適当】な人たち。

なんか、ちょっと聞こえが悪いので、もっとよさげな単語を探してみると、【寛容】って言葉でしょうか。

(全然違うじゃないかー、って思われた方もいるかもしれない。いい意味で、そんなちっちゃなことどっちでもいいよ、気にしない、みたいな、感覚です…。)

今回は特にそれを感じた出来事がありまして、日本だとこうはならないよなーと思うのです。そんなことがテレビの地上波で起こったのでご紹介します。

ニュージーランドの国有テレビ局(TVNZ)の報道番組、TV oneのBreakfastという番組にて・・・。

ニュージーランドの国有テレビ局が地上波で放映しているTV oneという、報道チャンネルがあります。

ニュージーランドでは、最大の放送局のチャンネルで、その中のBreakfastという早朝6時からの番組に、お天気プレゼンターとして、Matt McLean さんが2017年に戻ってきました。(もともとTVNZで、10年近く働いていたとても有名なレポーターだったんですが、一度この仕事を辞めて、夢を追いかけて?海外に行ってたみたいです。)

まぁ、とにかく、彼のキャラクターが強烈なわけですよ。彼は。ほんとうに。

Matt McLean さんのこれ見て!!

もう、これみたら、初めてマットを見た人でも、「あれ、れ?なんか、この人・・・。もしかして?」みたいな感じになりますよね。





この部分が放送されて、それは、もちろん、視聴者からは、番組内で笑いこけるなんてプロフェッショナルじゃない・・・とか批判もでたんですけど、おおむねの人がマットさんのキャラクターだとして、好意的にそのままを受け入れているんですよね。
(というか、話の前後が良くわからないので、どうしてマットさんがここまで笑っているのか分からないのですが…。)

ニュージーランドの国営放送局がこうだから、もう、寛容的なのは、国民性だ!と筆者は感じたわけです。

極め付けはこれ。

先日のマットさんの放送後、また、出たこれ、的なマットさんのライブシーン。





完全に開き直っとるやん、っていう。

もう、この動画をみて、分かった人はいるでしょう。

そう、マットさんは、ゲイなんですね。同性愛の方です。

ちなみに、この動画は、マットさんが、セアカゴケグモ( redback spider )の世話をしている飼育員にインタビューをしているところです。

セアカゴケグモっていうのは、インタビューでもありますが、とても強い毒をもっている危険なクモです。テレビに出ているクモからは、既に毒が抜かれています。(ちなみに毒を持っているのはメスの方で、オスに毒はないとされています。)
そして、セアカゴケグモには、特徴的な繁殖の方法があります。簡単に言えば、カマキリと同じようなことです。交尾後、オスは、メスに捕食をされてしまいます。

オスは、食われることでメスの栄養になって、自分の子孫を残す役割を果たすという、なんとも切ない話ですが、そういう世界なので仕方がないこと。

で、これを聞いたマットさん。一言。

Brutal!(残忍な、野蛮な)

そして続けて、こういいます。

‘If I ever needed another reason why I won’t be mating with females that’s probably it’

(どうして自分が女性と交尾(セックス)しないかっていえば、理由はこれ。)

番組のスタジオもどう収拾していいのやらみたいな感じになってますね。おもしろい・・・!

こんな番組ありなんですね…。すごいなぁ、っていうのが正直な感想でした。

LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)のこと

日本だとカミングアウト自体することが難しい雰囲気だったり、勇気を持って、理解を得ようとカミングアウトしても拒絶されたり、理解の進まない、事案といえるでしょう。ちなみに彼は、2007年にすでにカミングアウトしています。

LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)とは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、性同一性障害を含む性別越境者など(トランスジェンダー、Transgender)の人々を意味する頭字語である。

そんなまだまだ、理解が広がらない日本とは、打って変わって、ニュージーランドは、LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)に寛容な国です。
ちなみに、ニュージーランドでは、2013年アジア・オセアニア地域の国では初めて同性婚が合法化されています。

日本では、2017年現在も、合法化されていません。同性カップルの法的保護への動きは始まっているようではありますが、なかなか進んでいるとはいえないようです。

ニュージーランド、特にウェリントンにいるとLGBTに慣れる、というか、色んな所で、同性のカップルが堂々と手をつないであるいています。(いや、同性婚が認められたからこそ、堂々とできている、のかもしれないのですが。それを言い出すと、にわとりが先か卵が先か、みたいになりそう・・・。)

筆者自身の経験でいえば、日本にいる時は、テレビで活躍するタレントさんとか以外では、LGBTの人に出会ったことがありませんでした。ところが、ニュージーランドにきたら、不思議とLGBTの方々の友達がたくさんできました。
ホームパーティーに行っても、初対面の人に「私のパートナーです」、って言って、同性を紹介されることも少なくありません。

ニュージーランドでこんな短期間でこんなにも同性のカップルと友達になるなんて、もしかしたら、日本にいた時に、すでに出会っていたにもかかわらず、隠さずにはいられない、環境だった故に、知る機会がなかったのかもしれない、と思うようになりました。

現在、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域に及んでいます。
同性婚が認められる国・地域は以下の通りです。
オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、南アフリカ、アルゼンチン、カナダ、ニュージーランド、ウルグアイ、イギリス(北アイルランドを除く)、ブラジル、米国、メキシコ、ルクセンブルク、アイルランド、グリーンランド(デンマーク自治領)、フェロー諸島(デンマーク自治領)、コロンビア、フィンランド(2017年より)
EMA日本

こうしてみると、世界的にみてもまだ、同性婚の合法化が20%ということに驚きました。
日本はというと、2015年4月に東京の渋谷区と世田谷区が同性パートナーシップ証明の発行しているそうです。さらに2016年4月に三重県伊賀市、6月に兵庫県宝塚市、7月に沖縄県那覇市も。

今では、札幌市でもパートナーシップ制度が検討されているようです。

同性婚が認められないことだけで、ニュージーランド人が寛容で日本は、そうじゃない、というわけではないんですけど、マットさんを見ていたら、そしてそのマットさんに対するニュージーランドの視聴者の対応や同じ番組のキャスターの様子とかみたら、LGBTってそんなに偏見持たれることじゃないのになぁ、って不思議になりました。

過去にニュージーランドの議員さんが国会で述べたスピーチの動画があるんですけど、その人が言っています。こちらの動画は、設定を変更すれば、和訳を表示することができます。

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同性婚が認められたからと言って、反対する人たちにとって何のデメリットも及ぼさない、と。

そうなんですよね。現実的に。同性婚が合法化されたからといって、何の危害も不利益も降りかかってこないんです、反対する人には。

なのに、なんで反対なのか。よくわからないです。

愛する者同士が結婚するだけですから。

性別にかかわらず、等しく法の保護を受けられるように法律も変えていけばいいのではないかと、思うのは、単純すぎなのでしょうか・・・。