アメリカズカップ( America’s Cup)の歴史とニュージーランド

アメリカズカップ( America’s Cup)は、1851年、イギリス・ロンドンで開催された第一回万国博覧会の記念行事として行ったレースでアメリカが優勝したことから始まる国際ヨットレースです。当時イギリスでは、アメリカに負けることなど予想にもしておらず、相当なショックだったようです。ここで生まれた有名な言葉が”There is no second(2位は存在しない)”というものです。レースでアメリカが優勝した際に、2着についたものはどのチームかを尋ねた英国のビクトリア女王に対しての侍従の返答だったとのことですが・・・。常に優勝するかどうか、それ以外は何の意味もないという有名なセリフです。(おそらくこの精神こそがアメリカズカップが1対1のマッチレースである所以なのではないかと筆者は思っています・・・。)

カップをめぐる戦い

アメリカズカップにおいて、レースに優勝した国は、優勝杯(カップ)を受け継ぐと同時にいかなる国の挑戦も受けなければならないとされています。
アメリカは、第1回の1870年から1983年の第25回大会でオーストラリアのチームに敗北するまで、132年もの間カップの防衛に成功していました。オーストラリアチームの活躍は、アメリカの独占状態を打破するきっかけとなり、以降アメリカ以外の国の台頭も見られるようになってきました。
これまでアメリカズカップに参加している国は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、スペイン、イングランド、カナダ、アイルランドなどです。

ニュージーランドの台頭

中でもニュージーランドの台頭は目覚ましいもので、1988年に初めて挑戦者としてアメリカに挑みました。残念ながらアメリカが防衛を果たし、優勝はなりませんでしたが、その後の1995年にニュージーランドのブラック・マジック号が挑戦者として再びアメリカに挑み、見事優勝を果たしました。2000年には、イタリアのプラダ・チャレンジ号に対して防衛も果たしました。
直近のアメリカズ・カップでいえば、2013年の第34回大会が記憶に新しく、アメリカのオラクル・チームUSAとニュージーランドのエミレーツ・チーム・ニュージーランドのレースがありました。残念ながらオラクルに大逆転負けを喫し、カップ奪還はなりませんでした。

アメリカズカップ( America’s Cup)概要

アメリカズカップ( America’s Cup)は、1851年より現在まで続く国際ヨットレースで優勝杯を掛けてマッチレース(1対1)形式で争われるレースです。レースの開催時期は、明確には決まってはいないようですが、大体3~4年を周期に開催されています。
使用されるヨットは出場国で建造することが決められており、参加各国の造船工学・建築工学・材料工学・流体力学・航空力学・気象学などの最先端技術や軍事からの応用技術が投入される等、参加国の威信を賭けた国別対抗レースとしての一面も持ち合わせています。
とてつもなく費用がかかるスポーツでもあるので、資金集めをいかにできるかという点も大きな勝敗ポイントになっています。
スポンサーになっている企業は、オラクル、ルイヴィトン、プラダ、ランド・ローバー、エミレーツ・・・そうそうたる企業からも伺えるように、大企業、大富豪によるサポートなしでは存続が厳しい競技です。かつてイギリスの紅茶王として有名なリプトンがアメリカズカップに何度も挑戦したのも有名な話です。

どんなルール?

アメリカズカップでは、アメリカズカップの予選シリーズ(ルイヴィトン・カップ)で優勝したチームが、前回のアメリカズカップ優勝チームと戦うことができる、1対1のマッチレースです。

ヨットレースは大きく分けて、湾内や陸が見える程度の沿岸で行うインショア・レースと、陸が見えない外洋で行うオフショア・レースに分けられます。アメリカズカップは、インショア・レースで、レース海域にある、2個から数個のブイ(マークと呼ばれる)が配置されたコースを規定の順序・回数で回ります。勝敗は、最終マークとレースを監視・審判するコミッティ・ボートを結んだ線を先に越えたほうが勝ちとなり、合計10レース以上を行い、その得点により順位が決まります。

第35回アメリカズカップは、2017年6月にバミューダ諸島で開催予定です。

現在は、アメリカズカップの予選であるルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズが開催されている最中です。出場チームは、グルパマ・チーム・フランス、ランド・ローバー・BAR(英国)、ソフトバンク・チーム・ジャパン、エミレーツ・チーム・ニュージーランド、アルテミス・レーシング(スウェーデン)、オラクル・チーム・USAです。勝利したチームはヨット界で最も栄誉あるアメリカズカップのトロフィーを賭けて決勝戦へと進みます。
現在残すレースは2つで、フランスのトゥーロン開催2016年9月10日(土)・11日(日)と日本の福岡開催2016年の11月18日(金)~20日(日)になります。
日本からは、ソフトバンクグループがスポンサーとしてサポートするソフトバンク・チーム・ジャパンが、日本のチームとしては15年ぶりとなる挑戦をしています。ニュージーランドからは、Emirates Team New Zealand が参加しています。いったいどのチームが2017年6月アメリカのオラクルへの挑戦権を得るでしょうか。楽しみですね。ぜひともニュージーランドにアメリカの防衛を阻止してもらいたいですね。いまだにアメリカが優勝を逃したのは、1983年のオーストラリアに敗北と1995年のニュージーランドに敗北した2回のみですからね。ぜひとも改めてアメリカズカップを南半球にお土産に持って帰ってきてほしいなぁと思います。

参考:
wikiペディア:アメリカスカップ
https://www.americascup.com/en/louisvuitton-americascup-worldseries.html

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