ワンガヌイWhanganuiは、北島の西海岸に位置します。町の中心をワンガヌイ川が流れており、この川は、航行可能な流域を持つ川としては、ニュージーランド最大で川の流域は、森林に囲まれており、ワンガヌイ国立公園に指定されています。昔から川を使った交通手段(カヌーや蒸気船)が活発でしたが、鉄道や道路整備がされて、蒸気船の使用も今ではなくなってしまいました。
デュリー・ヒル(Durie Hill)
町の中心からワンガヌイ・シティ・ブリッジを渡った先の丘をデュリー・ヒルといい、その丘には、戦没者慰霊のメモリアルタワーがあります。
このメモリアルタワーの頂上は展望台にもなっていて、タワー内にある階段で上ることができます。展望台からは、ワンガヌイの町と川、タスマン海が一望できます。とても風が強いですが、天気の良い日は、タラナキ山が見えることも。
このメモリアルタワーの頂上は展望台にもなっていて、タワー内にある階段で上ることができます。展望台からは、ワンガヌイの町と川、タスマン海が一望できます。とても風が強いですが、天気の良い日は、タラナキ山が見えることも。

デュリー・ヒルにたどり着くまでも楽しみの一つです。デュリー・ヒルまでは、エレベーターを使うのですが、このエレベーターは、地中に設けられており、エレベーターの乘り口へ向かうためにはトンネルを歩きます。
エレベーターの乘り口に来ると、古い映画のワンシーンを思い出させるようなレトロなエレベーターが迎えてくれます。係員のいる有人エレベーターでドアの開閉も手動です。丘の上までゆっくりエレベーターは動きます。料金は、現金支払いです。一人2ドル程度です。
アクティビティ
カヌーをはじめ、ジェットボート、ラフティングなど川を楽しむアクティビティが盛んです。蒸気船クルーズのツアーもあり、かつて活躍した蒸気船のワイマリー号が運航しています。
蒸気船クルーズ
http://waimarie.co.nz/
ワンガヌイと水害
昔から常にワンガヌイ川の氾濫や洪水など水害とは常に隣あわせの町であるため、現地を訪れる前後の気象は調べておきましょう。いくつかのお店が洪水の影響で店をたたんだり、移動したりしていることがあります。
筆者が訪れたときは、運悪く雨が大量に降った後だったため、ワンガヌイ川が見事に茶色にそまっておりました・・・。残念。

古い石造りの街並み
メインストリートはヴィクトリア・アベニューで古い石造りの建物が残っているのを見ることができます。あまり派手さのない町でひっそりとした印象がありますが、川沿いをゆっくり散策したり、ワンガヌイの国立公園を歩くなど自然を楽しめるところです。