レイク・テカポといえば、夜空の満点の星空で有名なのでご存知の方がほとんどだと思います。
レイク・テカポは、クライストチャーチから約3時間半くらいの距離にあります。アオラキ/マウント・クックまでは、約1時間半の距離と近いため、マウントクックへの登山や観光客の拠点ともなる地です。また、クイーンズタウンへ向かうほとんどの長距離バスは、この地で停車して数十分ほどの休憩をとることが多いのでもし、時間がなくて旅行行程に組み込めない場合でも長距離バスで移動をする場合は、立ち寄ることができる場合もあります。
レイク・テカポ



左の写真は、善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)です。テカポ湖畔にある石造りの教会は1935年に建てられました。右の写真は、バウンダリー犬の像(Boundary Dog Statue)です。教会のすぐ近くにあります。開拓時代には、広い牧草地に柵はなく、代わりに犬が境界線(Boundary)を守る働きをしていたため、その犬たちを称えた像です。どちらもテカポでおなじみの写真スポットです。
ルピナス

レイク・テカポの町
この町の見どころは、ずばり、テカポ湖の一言に尽きる場所なので、そのほかの見どころというのは、現在は特に・・・ありません。
とはいえ、ここは、ニュージーランドです。がっかりなさらずとも大丈夫です。
自然の中で身を置くウォーキングやハイキング、マウンテンバイクや魚釣りなど野外でのアクティビティを楽しめます。
住民の数や住宅は明らかに増えているので、観光地として今まで以上に活発化していくような町づくりが今後進んでいくのではないかと思います。
星空観察ツアー
ニュージーランド全体的にいえることですが、夜空にたくさんの星を見ることができて、テカポに限らず十分どこもきれいです。
そもそもレイク・テカポがなぜこんなに星空で有名なのか?疑問ではありませんか?
レイク・テカポがある、マッケンジー地域では、ニュージーランドの中でも晴天が多く、空気が澄んでいる場所として知られ、周辺に大きな町もないために夜も非常に暗くなるそうで星空観察には最高の環境が整っているのだとか。
近年には、International Dark Sky Reserveに登録されるなど、国際的にも貴重な場所のようです。
町からだいたい20分ほどドライブするとマウント・ジョン天文台(Mt John Observatory)があります。町から約300メートルくらい高い位置にあり、360℃視界をさえぎるものがない中で星空観察ができます。
WEBサイト:www.earthandsky.co.nz
こちらの動画は、Mark Geeという写真家の方が撮られたものです。テカポの星空の美しさを余すところなくとらえています。
これを観たら、自分の目でも見たくなりますよね。
ウォーキング・ハイキング
マウントジョンルックアウトまでのウォーキングです。マッケンジーBasinの眺めやサザンアルプス、テカポ湖の眺めを楽しめます。(往復2時間半~3時間のコース)
そのほか、Cowans HillまでのウォーキングやPeninsulaウォーキングなどがあります。
マウンテンバイク
マッケンジーエリアは、マウンテンバイクのメッカとして知られています。子供から上級者までトラックの難度や距離さまざまなタイプのトラックがあります。テカポ湖付近では、Richmond TrailやCowans Hillなどがあります。
魚釣り

ゴルフ
マッケンジーエリアには、たくさんのゴルフ場があります。9ホールコースがテカポ湖にあり、ニュージーランドで最も高いゴルフコースがあることで有名です。
マッケンジーの名前の由来
マッケンジーカントリー(Mackenzie Country)の「マッケンジー」というのは、人の名前からきています。しかも、その人は、犯罪者。昔、開拓時代に、よその牧場から羊を大量に盗んだという、とても有名というか、悪名高い人の名前からきています。