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2016年11月14日 00時2分に発生した地震ですが、だいたいの情報がまとまってきているようです。
震源地は、ハンマースプリングからは少し南にあるCulverden(カルヴァーデン)ということです。クライストチャーチからは、1時間くらい離れたところになります。また、マグニチュードは、最終的には、7.8と修正されています。
今回の地震では、特にカイコウラでの被害が目立っており、SH1(State Highway 1/国道1号線)が土砂で封されたり、死者が2名、治療を要する人など60名弱になるそうです。現在では、救援体制が整い、足止めされていた観光客の救出、移送など順次行われています。今回のカイコウラでの被害が突出しているためか、報道では、カイコウラ地震2016と呼ばれるようになっています。
ここで、ひとつ、以前、カイコウラ観光についてご紹介したのですが、残念なお知らせがあります。
Ohau Stream Seal Pupsへのダメージ
カイコウラに、ニュージーランド・ファーシール(オットセイ)の子供が毎年11月~12月頃に生まれ、その子供たちがその冬の時期にやってくることで有名な場所、Ohau Stream Seal Pups (State Highway 1, Ohau Point, Kaikoura, New Zealand )があるのですが、今回の地震により、そのスポットが破壊されてしまったようです。そのスポットだけでなくこの付近の海岸沿いにも岩上にオットセイの親子が日向ぼっこしている姿もよく見かけることができたのですが、岩も崩れてしまいオットセイたちが訪れるには悲惨な状態になっているそうです。
今では、少し離れた場所、Point Kean と呼ばれる、カイコウラ ペニンシュラウォーク( Kaikoura Peninsula walk)付近に移動しているようです。
【MAP】
【住所】
40 Fyffe Quay,
Kaikoura 7300,
New Zealand
先の地震発生後30日以内は、また大きな地震が来るかもしれないので、注意が必要という話を聞いたので、カイコウラへ観光の予定を立てていた方などは、もうしばらく、カイコウラ自体の状況が落ち着つくまで待った方がいいと思います。
カイコウラは自然動物を相手にした観光が盛んな町なだけに今回の地震は大きなダメージになってしまって残念でなりません。Ohau Streamをスポットにしていたオットセイの子供たちには、また落ち着ける生息地を見つけてほしいものです。
それでも、カイコウラには自然動物が寄り添っている!
といっても、残念な話ばかりではありません、カイコウラでメジャーなホエール・ウォッチングの企業(Whale Watch Kaikoura)のFacebookには、地震発生後にクジラを発見できたこと、ヘクター・ドルフィンやダスキー・ドルフィン、アルバトラスなどその他の海鳥なども見つけられたとの情報がアップされていました。
ダメージは受けましたが、カイコウラに住む人のSNSを見ていると、前向きな姿勢が見られますし、そんなカイコウラの人に寄り添うかのように自然動物もカイコウラにいてくれているような、そんな印象を持ちました。
今回被害を受けた方々が、少しでも早く、元通りの生活が送れるようにと祈っております。

