羊は、英語でSheepですが、もっと具体的に固有種を表現する単語があります。ニュージーランドの各社新聞紙には、Farmingというカテゴリが必ずあって、記事を読んでいくと、ネイティヴたちは、オス、メス、子羊、肉の種類などそれぞれ使い分けて表現しています。よく記事に出てくる単語を参考までにご紹介します。
おなじ羊/Sheepといえど、いろんなタイプがあります。
羊 | Sheep(単数形でも複数形でもSheep) |
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羊の群れ | flock of sheep |
オスの羊 | ram (去勢していないオス羊) |
オスの羊 | wether (去勢したオス羊) |
メスの羊 | ewe、メスの羊は一度の出産で1~3匹を産み落とします。ちなみに、gestationとは、羊が妊娠すること(=Pregnancy)と同じです。 |
出産間近のメスの羊 | springer |
ラム | lamb、子羊、生後12か月未満 |
ホゲット | hogget、生後12~24ヵ月 |
マトン | mutton、生後24か月~ |
その他
lambing | 出産・分娩 |
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shearing | 羊の毛刈り |
livestock | (牛・馬・羊などの)家畜 |
herding dogs | 羊の飼育で管理、コントロールする際に使われる犬 |
guardian dogs | 羊を外敵から守るために使われる犬。 |
docking | 断尾、子羊のしっぽを切ること |
castration | 去勢 |
lanolin | ラノリン…(化粧品原料、精製羊毛脂) |
shepherd | 羊飼い |
sheepfold | 羊小屋 |
ちなみに、羊の鳴き声は、Baa(バァァー)という感じに鳴きます。英語では、「羊が鳴いている」は、「A sheep is bleating.」と表現します。
羊が鳴く動画はたくさんあるのですが、その中でも面白い羊の動画(2013年のもの)を見つけたのでご紹介します。
聞き取りにくい部分もあるのですが、だいたい、下記のような言葉を羊に投げかけています。会話が成立しているかどうかはさておき、sheep には”他人に盲従する人”という意味もあるそうですが、なんだかその意味が分かる気がしますね。
羊のオーナー:What do you want? (何が欲しい?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Who’s your Daddy? (誰が君らのお父さんだい?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:What about your Mum? (お母さんは?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Silence. (静かに。)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:One speak at a time(一人だけしゃべって。(端折って話されているのですが、たぶん、Only one sheep speak at a time.を意味していると思います。))
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:No one. (そうじゃない、一人だよ。)
オーナー:It’s not gonna work guys. (そうじゃないよ、君たち~)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Who you voting for? (誰に投票するの?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Not John Key. (ジョン・キーには投票しない)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Vote for me. (おれに投票しろ)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Bob Parker.(ボブ・パーカーか?(動画が撮影された当時クライストチャーチの市長でした)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:John Key.(ジョン・キーか?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
オーナー:Me(おれか?)
羊:Baaaa (バァァァ~)
聞き取りにくい部分もあったのですが、だいたいはこういった感じの会話?!が羊のオーナーと羊たちでやりとりされています。ニュージーランドらしい、なんだかほっこりするような面白い動画ではないでしょうか。よければ、もう一度。(笑)