ニュージーランドの首相は、現在、ビル・イングリッシュという方です。昨年にジョン・キー首相が任期途中ではありましたが、家族との時間を大切にしたい、ということで突如辞任してしまったため、副首相であった彼がそのまま首相として就任し、今に至っています。
今回は、その新しい首相が羊の毛刈りで世界チャンピオンを破ったという話をご紹介します。
首相が羊の毛刈りをできる、という国、ニュージーランド
というか、なぜ、首相が毛刈りで世界チャンピオンをに勝つことができるの!?
と不思議に思う方もいるでしょうが、もともと彼は、農夫だったんです。
彼は、1980年にニュージーランド国民党に入党し1990年の総選挙に出馬し初当選を果たして、現在に至っていますが、
オタゴ大学で商学、ヴィクトリア大学ウェリントンで英文学を学び、大学を卒業後は、ファームで働いていた経験があるんですね。
そのほか、1995年にタスマン海から太平洋へ通じる全長243キロメートルをカヤック、自転車、ジョギングで走破する“コースト・トゥー・コースト”(Coast to Coast)を完走するなど、政治家としての以外の面でなかなか興味深い経歴を持った方です。
チャンピオンとシェアリングを競っている動画を下記からご覧になれます。
世界チャンピオンの David Fagan さんより先にシェアリングを終えています。
といっても、ちょっと、ラフな毛刈りだけど、ってコメントされていますね・・・。確かにチャンピオンの羊の方がきれいに仕上がっているように見えますね。
ちなみに、チャンピオンの David Fagan さんは、ナイト(Knight)の勲章を受章しています。
毛刈りに秀でているため。それで、ナイトの勲章もらえるって・・・。驚きではありませんか・・・。といっても、彼の打ち立てたシェアリングの記録は相当なものですから、納得できる・・・というか、毛刈りの世界では相当な実力者だということですよね。
(ということで、正しくは、Sir David Faganと表記しないといけない方なんですね。)
なんとも、ニュージーランドらしい、ほのぼのした話に思えますが、この時期になると、羊の毛刈りの競技に関するイベントがあれば、テレビでは必ずニュースとして流れますので、ニュージーランドと羊は切り離すことのできないものだとつくづく感じます。
