Photo:Jean-Pierre Brungs
ニュージーランドの南島在住でエッセンシャル・スキルズ・ワークビザを持って5年以上働いてきた人対象のビザ(South Island Contribution Work Visa)の申請受付が始まっています。
気になっていた詳細もWEBサイトに公開されていますので申請を考えている人は、ぜひチェックしてくださいね。
目次
サウス・アイランド・コントリビューション・ワークビザ/South Island Contribution Work Visa 概要
このビザ取得でできること
すでに保持しているエッセンシャル・スキルズ・ワークビザと同じ内容(エリアと産業)において働くことが出来る。
2年後にも要件をみたせば、レジデント・ビザに申請ができる。
主となる要件
エッセンシャル・スキルズ・ワークビザを5年間以上保持して、フルタイムで南島で働いている人が対象(2017年5月22日時点において)
このビザにパートナーや扶養義務のある子供を含めることが出来ない。ただ、申請者との関係に基づいたビザの申請をすることができる。
必要なもの
〇記入が完了した申請フォーム
〇申請費用
〇証明写真2枚
(パスポート用サイズのカラー写真)
〇パスポート
〇戸籍謄本/全部事項証明の原本もしくはコピー
(申請者の名前、出生地、両親のフルネームが含まれている必要があります。Full birth Certificatesでないといけません。戸籍謄本を日本から取り寄せた後、英語に翻訳する必要があると思います。大使館に頼むことが出来ますよ。)
〇警察証明書( Police Certificate )
17歳以上であれば、必要。※取得してから6か月以内の警察証明でないといけません。

〇健康であることの証明
胸部X線の結果、健康診断の結果
(個人の状況によって変わります。提出が必要な方は、ビザの申請の前に病院での検査を済ませておく必要があります。病院の予約などはお早めに。)
以下は、雇用主に協力してもらって資料を用意する必要があります。
〇ジョブ・オファー
(雇用主から申請者を雇うと決めた内容について書かれた書面、仕事の内容や給料について詳細が分かるもの)
〇仕事に関する資格の証明書など
〇仕事に従事してきた職歴を証明するもの
〇申請の際、必要な条件を満たしているとする証拠
申請書類ダウンロード
審査期間の目安は、25営業日程度。申請はオンラインではできないので、申請書と必要書類をまとめたら直接移民局に持っていきましょう。
▼ガイドライン
Work Visa Guide (INZ 1016) – A guide for applying for a work visa PDF
▼申請フォーム
Work Visa Application (INZ 1015) PDF
気になる、対象Industryとは?
南島在住で申請時と同じIndustryで今後も働くということがビザ申請の絶対条件であることは変わりないようですが、『どういうIndustryが対象なのか』について何か示されるのかな、と個人的に気になっていました。ですが、そういったことに言及してあるところは見当たりませんでした。
ただ、永住権申請時には、どういったIndustryが必要とされているのか、下記のページで明示されているので、サウス・アイランド・コントリビューション・ワークビザにおいてもこれが一つの判断基準になるのではないかと思います。
▼Job market & key industries
https://www.newzealandnow.govt.nz/work-in-nz/nz-jobs-industries
長期で不足している業界が以下になるので、これらにあたる人で南島で長期に渡って働いてきたという方はビザがおりる可能性があるのではないかと勝手に推測しています。
・Agriculture and forestry
・Construction
・Engineering
・Finance/business
・Health and social services
・ICT and electronics
・Recreation, hospitality & tourism
・Science
・Trades
・Transport
将来的にレジデント・ビザ申請へ
サウス・アイランド・コントリビューション・ワークビザ(South Island Contribution Work Visa)の取得ができ、その2年後にも同じ場所、業種で働き続けていた場合、 サウス・アイランド・コントリビューション・ワークビザをベースとしたレジデント・ビザを申請することが出来ます。
South Island Contribution Resident Visaについて
終わりに
以上は、日本のパスポートを持っている人、現在住地をニュージーランドである方の場合で紹介しています。少しでも参考になれば幸いです。
とはいえ、必ずご自身で、ガイドライン (INZ 1016)と申請フォーム(INZ 1015)、そして移民局のWEBサイトをしっかり読み込んでくださいね。
難しいと思った場合は、費用は掛かってしまいますが、移民アドバイザーに相談することが安心できて無駄がないかもしれません。
【参照】
▼South Island Contribution Work Visa
https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/apply-for-a-visa/visa-factsheet/south-island-contribution-work-visa
