ニュージーランドダイアリー

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クライストチャーチ大聖堂、震災から6年経過も未だダメージを受けた姿のままなわけ。

文化

Photo: Michal Klajban
ニュージーランドのクライストチャーチは、2011年、大地震の影響をうけ、街は大変な被害にあいました。そして、ご存知の通り、クライストチャーチの街の中心にあるアイコニックな大聖堂も甚大な被害を受けました。

6年が経過した今なおも、ダメージを受けた姿そのままに残っている状態です。
街全体としては、瓦礫のあった部分が更地になっていたり、新しく建物が建てられたりと何らかの復興が進んでいる様子をうかがえるのですが、クライストチャーチ大聖堂については、そういった様子がみられません。

どうしたことかといえばどのように大聖堂を再生させるのかで意見が折り合わないという状況がずっと続いているのだそうです。

意見がまとまらない…。

クライストチャーチ大聖堂は、石造りのゴシック様式で建てられたアングリカン教会の大聖堂です。英国からの移民たちにより1864年から建設が始められ、約40年の歳月をかけて1904年に完成しました。

英国国教会の流れを組む大聖堂として多くの人が訪れるクライストチャーチで最もアイコニックな名所といっていいでしょう。

ところが、2011年の大地震によるダメージがあまりにも大きく、修復再建を断念せざる負えなくなり、2012年には、解体することが決まりました。問題は、解体後、どのような大聖堂を建てるかについて意見が二つに分かれているということです。

これまでの姿を復元するか?全く新しい教会にするか?

教会の支持者たちからは、新しく作ることが支持されているのですが、政府や活動団体の中には、当初の姿に建て直すことを望む声があります。

当初建てられた姿のデザインを復元して建て直すか、それとも全く新しいデザインにするか、という意見の対立以外にも、必要となる費用、用地と材料なども問題になってきています。

人々の意見が分かれている…。

現在のクライストチャーチ主教である、ヴィクトリア・マシューさんによると、2017年現在においても2つの意見については、いまだに五分五分くらいに分かれているといいます。

政府案の教会を復元する形で建て直す場合は、追加予算が得られるそうなのですが、デザインを新しく建て直すとなれば、追加の資金は得られず、決められている予算内でなんとかせねばならないそうです。

クライストチャーチの街の人だけでなく、ニュージーランド各地の進捗を気にかけている人はおり、一体どうするのか決定までに時間がかかりすぎているという不満もでてきている状態でした。

それが、ついに今年の9月に正式にどうするか発表がされるということがニュースになっていました。
ほっとけば、このまま、ずっと平行線になりそうでしたが、国民やメディアにお尻を叩かれていることもあるのか、9月に公式発表とは意外な展開です。

かといって、ある調査によれば、一般の市民の意見もはっきりしているわけではないという状況らしいですが…。どうまとめあげられるのでしょうか。
なかなか、一筋縄ではいかず、引き続き難航しそうな感じですが、それでも、とにもかくにも、今年の9月には、公式に発表があるということなので外野の身としては待つしかないですね…。

終わりに

クライストチャーチを訪れ、ダメージを受けた大聖堂を見るたびに、そこだけ時間が止まったようななんともいえない物悲しい気持ちになります。震災があったことは忘れてはいけないけれど、人も街も前に進んでいかなければなりません。
大聖堂がどういった形で再生するのかまだわかりませんが、再び、街のアイコンとして多くの人を呼び寄せる姿を早く見たいなぁと思います。

▼newshub
https://www.newshub.co.nz/home/new-zealand/2017/05/christchurch-cathedral-s-future-decided-in-september.html