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古代に生きたペンギンは、体重100㎏超え!?ニュージーランドのオタゴでペンギンの化石が見つかる。

動物

12月12日に科学誌、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)がニュージーランドのオタゴで発見された、新種のペンギンの化石について論文を発表しました。
化石自体は、ウェリントンにある国立博物館、Te Papa/テ・パパとカンタベリー博物館、さらには、ドイツのゼンケンベルク研究所(Senckenberg Research Institute)に所属するチームメンバーらにより、2004年にオアマルの近くで発見されていました。

今回の論文で驚くのは、新種のペンギンの発見、というだけでなく、その新種のサイズです。
発見された化石の骨格を調べると体長約170㎝、体重は、約100キロにもなるのだとか。ペンギンとしては世界でも最大級の大きさです。日本人の高校生男子の平均身長が170㎝あたりだと聞いたことがあるので、まさしく、人間サイズのペンギン…。
Kumimanu biceae(クミマヌ・バイシエ)と名付けられた新種のペンギンの化石が発見。
Photo credit: Springer Nature
この新種のペンギンは、「Kumimanu biceae(クミマヌ・バイシエ)」と名付けられています。「クミ」とはマオリの神話上の巨大生物、「マヌ」は鳥のことで、組み合わせてマオリ語で怪物鳥といった意味になります。また、 「バイシエ」は、テ・パパのキュレーターである、Alan Tennysonの母親の名、Bice Tennysonからきています。

この発見された新種のペンギン、クミマヌ・バイシエは、5500万~6000万年の暁新世紀後期に生息していたと考えられています。
非鳥類型恐竜が約6500万年前に絶滅したといわれているので、クミマヌ・バイシエにとっては、天敵がいないことで捕食される恐れがなく、ふんだんにエサを食べることが出来、体長も巨大化していったと考えられています。

クミマヌ・バイシエ同様、すでに絶滅していますが、ニュージーランドやオーストラリアなどでは、クミマヌ・バイシエの他にもジャイアントペンギン (Pachydyptes ponderosus) や、ノルデンショルトジャイアントペンギン (Anthropornis nordenskjoeldi) という、大きなペンギン種の化石が発見されているそうです。
ジャイアントペンギンは、オタゴ地方のオマルで化石が発見されており、3450~3600万年前に生息していたとされています。全長140~160cm、体重80~90kg。
そして、ノルデンショルトジャイアントペンギン は、4800~3500万年前に生息していたとされており、全長170cm、体重90kg。くらいであったとされています。
ちなみに現在、生存しているペンギンの中で大きなペンギンは、コウテイペンギンで体長は100~130㎝です。
生存しているペンギンの中で大きなペンギンは、コウテイペンギン
コウテイペンギン By Photo c Samuel Blanc
ペンギンといえば、よちよち歩く可愛らしいイメージしかないので、大昔には、人間に近いサイズのペンギンがいたというのは、信じ難いですが、化石が発見されている以上、本当のことなんでしょうね。かつて、大きかったペンギンが今では、小さなサイズが主流であるということは、これはどういった意味なんでしょうか。大きくなりすぎてそれはそれで捕食対象になりやすかったということでしょうか…。生き残るために、サイズが小さくなったとか…?!

▼参照
www.newshub.co.nz/home/new-zealand/2017/12/man-high-monster-bird-fossil-found-in-otago.html