オスのキーウィが体調崩し、キーウィのブリーディング・ペア(お見合い)解消…。

ニュージーランドの国鳥、キーウィ。かつては、1,000万羽いたとされているのですが、現在では、68,000羽ほどしかなく絶滅を危惧されているため、キーウィのほとんどは、害獣のいない野生動物保護区などで保護、飼育がされています。オスとメスのブリーディング・ペアも保護区の職員が世話し(人間でいうお見合いですね。)個体数を増やす努力がされています。

保護区での取り組みは、キーウィの個体数を増やしていくために重要な役割を担っています。

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
保護区での大事な役割は、保護区内のキーウィを定期的にモニタリングして体調管理をしたり、繁殖時期になるとブリーディング・ペアをつくって繁殖を促すことです。
ニュージーランドの北島にある保護区の一つの、プカハ/マウント・ブルース国立野生動物保護区では、2012年からオスのキーウィ、トゥルア(Turua)とメスのホワイト・キーウィ、マヌクラ(Manukura)を繁殖を目的に一緒に飼育していたのですが、結局、繁殖に至らぬまま、そのペアが解消されたというニュースがありました。
オスのキーウィ、トゥルアが真っ白な羽毛の希少なキーウィ、マヌクラの元にやってきたのは、2012年とけっこう前のことなんですが、6年経っても、結局、トゥルアがマヌクラに興味を示すことはなく、むしろ最近は、夜になると隠れたりするようになったり、食欲がないのか体重も減るというありさまだったため、トゥルアとマヌクラの繁殖は無理だと判断され、トゥルアは野生に放されることになりました。
トゥルアは、初めこそは、マヌクラに呼びかけるようなこともあったそうですし、マヌクラの方も巣穴づくりをするなどしていたそうですが、どうも両者何かがうまくかみ合わなかったようです。
マヌクラの存在がストレスだったのか、繁殖を期待する人間のプレッシャーがそうさせたのか、トゥルアにはすでに心に決めたパートナー・キーウィがいたのか、真相はよくわからないですけど、キーウィにだって好みがあるのかな?と思わせるニュースでした。
心配されたトゥルアの健康面ですが、マヌクラから離したところ、回復したそう…。
トゥルアが健康を取り戻したのは、よかったんですけど。マヌクラにとっては、「失礼ね…。(怒)」って感じではないでしょうか…。
もしかしたら、マヌクラは、自分が希少なホワイト・キーウィであることを理解していて、とっても気位の高いキーウィだったりするんでしょうかね?とっても高飛車なところがあるとか…。ま、勝手に想像して楽しんでおきます。
ちなみに、マヌクラには、次なるパートナーが見つけられています。フリックルトン(Frickleton)という名のクライストチャーチのウィローバンク野生動物保護区 /Willow Bank Wildlife Reserveで育てられているキーウィだそうです。
マヌクラとフリックルトン、今度はうまくいくといいですね。

ニュージーランドには、5種類のキーウィがいます。

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
ニュージーランドには、5種類のキーウィがいます。左のマップは、その5種類のキーウィの生息地の分布を示しています。茶色は、ブラウン・キーウィ
黄色は、グレート・スポテッド・キーウィ
赤丸は、リトル・スポッテド・キーウィ
黒色はロウィ(マップではOkarito)、紫色と青色は、トコエカ(ハーストとサザン)です。

せっかくなので、もう少し詳しくご紹介します。姿かたちはどれも似通っているように思えますが、それぞれ特徴があります。

ブラウン・キーウィ/Brown kiwi

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
By Maungatautari Ecological Island Trust
最も一般的に知られているのがこのブラウン・キーウィではないでしょうか。茶色の羽を持ったキーウィです。ニュージーランドの北島に生息しています。25,000羽ほど生存が確認されており、全高は約400mm、体重は約2.2kg~2.8kgです。
ブラウン・キーウィの中でもさらに生息地や遺伝的に異なったものを4つに区別しています。
●ノースランド・ブラウン・キーウィ/Northland brown kiwi
●コロマンデル・ブラウン・キーウィ/Coromandel brown kiwi
●ウェスタン・ブラウン・キーウィ/Western brown kiwi
●イースタン・ブラウン・キーウィ/Eastern brown kiwi.

マップ画像でいう茶色のところ、ノースランド、コロマンデル、ベイ・オブ・プレンティ、イースト・コースト、ホークス・ベイ、タラナキの一部に生息しています。ニュースになった、トゥルアは、ブラウン・キーウィの中でもノースランド・ブラウン・キーウィの種類になります。

グレート・スポテッド・キーウィ/Great spotted kiwi/roroa

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
キーウィの中で一番大きい種です。まだら模様があり、何より、大きいのが特徴。マップ画像の黄色いところ、南島の北半分のエリア、グレイマウス、アーサーズパス、ノース・カンタベリーのようなところに生息し、さらに標高の高い国立公園といったところで見られるようです。15,000羽ほど生存が確認されており、全高は約450mm、体重は約2.4kg~3.3kgです。

リトル・スポッテド・キーウィ/Little spotted kiwi

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
By Goudron92
名前の通り、キーウィの中で一番小さい種で、まだら模様があります。マップ画像の赤い丸の箇所、北島のカプティ・アイランドを始めとした、害獣のいない保護区にて生息しています。1,400羽ほど生存が確認されており、全高は約250mm、体重は約1.3kgです。

ロウィ/Rowi

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
By Pseudopanax
ブラウン・キーウィと似ているのですが、遺伝子レベルで別種と認定されているのだそうです。最も珍しいキーウィで450羽生息しているとされています。南島のウェストコースト、マップ画像の黒い箇所にあたる、オカリト・フォレストやサウス・ウェストランド、害獣のいないマールボロサンズの保護区など限られた狭い範囲に生息しています。上の写真は、ヒナのロウィです。

トコエカ/Tokoeka

キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥。国鳥。キーウィー、キウィ、キウイとも。
By Glen Fergus

南島のウェストコーストやハースト山脈に生息しているとされており、400羽生息しているとされています。
トコエカとは、”ウォーキング・スティックを持ったウェカ(weka with a walking stick)”といった意味だそうです。ウェカに似ているところからそう呼ばれるようになったのでしょう。ここでいう、ウォーキング・スティックは、キーウィの特徴である、長いくちばしのことでしょうね。ちなみに、ウェカは、ニュージーランドの固有種で飛べない鳥です。日本名では、ニュージーランドクイナです。

トコエカの中でもさらに生息地や遺伝的に異なったものを4つに区別しています。
●Haast
●Fiordland
●Rakiura (Stewart Island)
スチュワート島では、野生のトコエカが安定して生息しているので、グレート・ウォークの一つのラキルア・トラックにて遭遇できるかもしれません。

白いキーウィ、マヌクラは、どの種に属するのかな?

以上、5種類キーウィをご紹介しました。ここで、あれ?白いキーウィのマヌクラは、どれに分類されるんだろう?というか、ホワイト・キーウィっていう種類はないの?と思った方いらっしゃるかもしれませんね。
白いキーウィのマヌクラは、ノースランド・ブラウン・キーウィに属するのだそうです。ブラウン・キーウィの中には、羽毛が白くなる劣性遺伝子を持つものがいるそうで、それをもつオスとメスの間に生まれると全身白いキーウィが誕生することがあるそうです。※アルビノではないそうです。
下の動画は、マヌクラのヒナの頃の動画です。

▼プカハ/マウント・ブルース国立野生動物保護区
http://www.pukaha.org.nz/

▼Willow Bank Wildlife Reserve/ウィローバンク野生動物保護区?
http://www.willowbank.co.nz/

▼参照
https://www.stuff.co.nz/environment/102186719/turua-the-kiwi-lucky-to-be-alive-after-arranged-marriage-goes-badly-wrong

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