ニュージーランドダイアリー

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ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。

ラグビー

Photo by unofficialenglandrugby

ニュージーランドでのラグビーといえば、世界的にも強豪チームのオールブラックスがまず思いつく人が多いのではないでしょうか。
2019年には、ラグビー・ワールドカップが日本で開催されますので、オールブラックス戦の観戦を楽しみにしている人も多いのではないかと思います。また、8月24日は、ラグビーの日だったんですけど、ご存知でしたか?1823年の8月24日、イングランドにある名門私立のラグビー校でラグビーの原型となるスポーツが発祥した事が由来とされています。ということで今回は、ニュージーランドのラグビーについて掘り下げてみたいと思います。

ニュージーランド最高峰のオールブラックスに選出されるまでの道のり。

ニュージーランドのラグビー界で、トップクラスのプレイヤーが集められた、オールブラックス。ニュージーランドを国として代表するナショナル・チームで、オールブラックスはその愛称です。オールブラックスは、国際的に名実ともに知られたラグビー強豪チームです。ニュージーランドのラグビー最高峰のオールブラックスの一員になるまでにどんなステップがあるのか、ニュージーランドラグビー界のヒエラルキーを少し見てみたいと思います。
このオールブラックスの一員として選出されるまでには、大きく分けて4つの組織での活躍を経てからになります。

オールブラックスの一員に選ばれるまで

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By All Blacks
ニュージーランドのラグビー界は、ざっくり以下のような組織構造になっています。

● オールブラックス
● スーパーラグビー(旧スーパー12、プロ)
● NPC(ニュージーランド州代表選手権、アマチュア)
● クラブチーム(地域をベースとした組織、アマチュア)
ニュージーランドのラグビーのヒエラルキー
クラブチームで頭角を現した選手が次にNPCに選ばれ、NPCでさらに活躍した選手は、スーパーラグビーに選ばれ、そして最終的にスーパーラグビーで活躍した選手がオールブラックスへと選出されることになります。オールブラックス以外をもう少しご紹介したいと思います。

スーパーラグビーとは?

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
スーパーラグビーとは、ラグビー界最強のプロリーグとされており、2018年シーズンは、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン、日本の5ヵ国から総勢15チームが参加しているリーグです。当初、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3か国で12チームで始まったため、スーパー12と呼ばれていましたが、参加チームが増えるにあたって、現在のスーパーラグビーと呼ばれるようになっています。
ニュージーランドでは、このスーパーラグビーで活躍している選手達の中からニュージーランドの国代表、オールブラックスの選手たちが選ばれています。スーパーラグビーに参加している各国のチームは、どれも強豪でワールドカップに出場する各国の最高峰レベルの選手が在籍していることもあり、大いに盛り上がります。
2018年のスーパーラグビーは、既に2月17日から開幕し、決勝戦が2018年の8月4日に行われるまで、までほぼ毎週末、各地で試合が行われてきました。
2018年のスーパーラグビーの優勝チームは、ニュージーランドのクルセイダーズ/CRUSADERS です。南アフリカの強豪チーム、ライオンズ/LIONS を37-18で下し、スーパーラグビー最多9回目の優勝を果たしました!

以下は、スーパーラグビーの参加チームです。

アルゼンチンジャガーズ(Jaguares)
オーストラリアブランビーズ(Brumbies)、レベルズ(Rebels)、 レッズ(Reds)、ワラターズ(Waratahs)
日本サンウルブズ(Sunwolves)
ニュージーランドブルーズ(Blues)、チーフス(Chiefs)、クルセイダーズ(Crusaders)、ハイランダーズ(Highlanders)、ハリケーンズ(Hurricanes)
南アフリカ共和国ブルズ(Bulls)、ライオンズ(Lions)、シャークス(Sharks)、ストーマーズ(Stormers)

以下は、ニュージーランドから参加しているラグビーチームです。この各チームの拠点となる地域にはもちろん、そのチームを応援する人が多く、日本のJリーグやプロ野球を思わせます。簡単に本拠地とチームカラーをご紹介しますので、もし、観戦に行く場合は、チームカラーを身に着けて行くと同じチームを応援する現地のファンたちと仲良くなれたり、一緒に盛り上がることができて楽しさも倍増するかも?!

ブルーズ(The Blues)

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By The Blues

本拠地はオークランドのイーデン・パーク、ノース・ハーバー・スタジアム。チームカラーは青。
WEBサイト:http://theblues.co.nz/

チーフス(The Chiefs)

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By The Chiefs

本拠地はワイカトのワイカト・スタジアム。チームカラーは黒、赤、黄色の3色混合ユニフォーム。
WEBサイト:http://www.chiefs.co.nz/

クルセイダーズ(The Crusaders)

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By The Crusaders

本拠地はクライストチャーチのAMIスタジアム。チームカラーは赤と黒。2017年、2018年シーズン連続してチャンピオン(トータル9回の最多優勝!)。
WEBサイト:https://crusaders.co.nz/

ハイランダーズ(The Highlanders)

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By Highlanders

本拠地はダニーデンのカリスブルック。チームカラーは青と黄色。
WEBサイト:http://thehighlanders.co.nz/

ハリケーンズ(The Hurricanes)

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By The Hurricanes

本拠地はウェリントンのウエストパック・スタジアム。チームカラーは黄色と黒。
WEBサイト:https://www.hurricanes.co.nz/

NPC(ニュージーランド州代表選手権)とは?

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By Reubencooper

Fair use:Heartland Championship

NPCは、New Zealand National Provincial Championshipの略称で、ニュージーランドの州代表チームによる国内ラグビーのトップリーグのことです。この州代表として活躍すると、スーパーラグビーへ入団することが出来ます。
NPCの大会名は、スポンサーによって、冠名が変わります。2006年~2010年まではエア・ニュージーランド・カップ、その後2015年まではITMカップと呼ばれていました。2016年からは、マイター10カップ(Mitre 10 Cup)とマイター10 ハートランド・チャンピオンシップ(Mitre 10 Heartland Championship)と呼ばれる2つの大会が開催されています。

余談ですが、かの有名な、リッチー・マコウ元選手は、19歳の時にNPCのカンタベリー州代表に選出され、20歳の時にプロのスーパーラグビーのクルセイダーズへ入団しています。そしてそのまま、20歳の時にオールブラックスに選出されています。ちなみに、2017年シーズンのチャンピオンは、カンタベリー州で3連覇を成し遂げています。
ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
By Flickr user Steve Punter

クラブチーム(地域をベースとした組織、アマチュア)とは?

クラブチームは、ニュージーランドの各地域に根差したアマチュアのチームです。例えば、インターネットでWellington、Rugby Clubで検索するとウェリントンエリアにある各クラブ情報を見つけることが出来ます。
こちらのクラブ・ラグビー/ウェリントンでは、ウェリントンにあるクラブチームがリストに載っています。
各チームの中にもプレミア、シニア1、シニア2…などグレードがありますので、その中から自分のレベルに合わせて参加したいチーム、グレードを選ぶことになります。
ニュージーランド全国に数多くのラグビー・クラブチームがあり、きっとそれぞれの選手たちが未来のオールブラックスを目指して一生懸命練習に励んでいるんでしょうね。

ニュージーランドのラグビー開催スケジュール

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
年間のほとんどでラグビーの話題があるニュージーランド。(テレビのスポーツのコーナーでラグビーの話題がない時が珍しいと感じるくらい。)そもそもラグビーっていつがシーズンなんでしょうか?どの時期にどんな試合があるのか見てみました。

オールブラックスのスケジュール

ニュージーランドのラグビーは、オールブラックスを頂点とする地域に根差した国民的スポーツ。
Photo by Sonya & Jason Hills from London
6月あたりからヨーロッパ各国から遠征に訪れたチームとの対戦が組まれています。現時点で発表されている、オールブラックスの2018年のテストマッチは、Steinlager series/ステイン・ラガーシリーズがあって、フランスとのテストマッチが6月にオークランド、ウェリントン、ダニーデンで予定されています。
また、Investec Rugby Championship/インヴェステック・ラグビー・チャンピオンシップが8月~9月にオークランド、ネルソン、ウェリントンで予定されています。
また、8月~10月はラグビーチャンピオンシップが行われます。
ラグビーチャンピオンシップは、南アフリカ代表(スプリングボックス)、オーストラリア代表(ワラビーズ)、ニュージーランド代表(オールブラックス)、アルゼンチン代表(ロス・プーマス)の代表チームで行われる国際リーグ戦です。11月になるとオールブラックスがヨーロッパ各国に遠征に出かけます。
※テストマッチと聞くと、何の試験なのかと思うかもしれませんが、各国の代表チーム同士が対戦する国際試合のことを指しています。
力を試す場(test)といった意味合いがあるそうです。

スーパーラグビー

2月中旬~8月下旬

NPC (ニュージーランド州代表)

8月上旬~10月下旬
NPCのメインの大会は、マイター10カップとハートランド・チャンピオンシップがあります。この大会では、ニュージーランド全国を26の地区(州)に分け、マイター10カップ出場上位14チームと、ハートランド・チャンピオンシップ出場下位12チームに分かれて戦い、リーグチャンピオンを決定するものです。
ニュージーランド国内でもオールブラックス、スーパーラグビーに次いで人気のあるリーグ戦です。

クラブチーム

各地域やチームによって異なりますが、3月下旬~8月上旬くらいまであるようです。

終わりに

オールブラックスを頂点に4つの組織構造で成り立っているニュージーランドのラグビー界。選手層が厚く、世界的にも活躍する選手が多く育っているのも納得できますね。
ご紹介した試合のスケジュールは、ざっくりとしたものですが、だいたい、2月~11月いっぱいは何かしらのゲームが行われているということですので、ほぼ毎日ラグビーのニュースがあるのも納得できます。特に8月下旬ころにスーパーラグビーのファイナルがあったり、8月~10月にオールブラックスにより、ラグビー・チャンピオンシップが行われているので、このあたり、つまりニュージーランドの冬がラグビーの盛り上がるシーズンと言えるかもしれません。
やはり、一番の人気は、オールブラックスと海外の国とのテストマッチ。毎回盛り上がりを見せます。2018年のオールブラックスのテストマッチは、こちらのサイトでスケジュールを確認できます。観戦に行きたい方は、早めにチケットを取りましょう!