ニュージーランドダイアリー

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ニュージーランドで怪我や病気になったら

NZ基本情報

ニュージーランドに滞在中、事故にあったり、怪我を負ってしまった時や体調がよくないので病院で診てもらいたいと思った時、どういうステップを踏めばいいのかご紹介します。

ニュージーランドの医療システム、ざっくり概要

まず、日本と大きく違うのは、ニュージーランドには、国民皆保険制度がありません。日本だと国民全員が公的医療保険で補償され、安い医療費で高度な治療が受けられます。

その分、日本では、毎月支払う保険料が負担に感じることもありますが、いざという時には、治療費を2~3割負担するだけで、手厚い公的治療を受けられるのは有難いことです。
ニュージーランドでは、毎月の保険料の徴収はないため、健康なうちはむしろ、出費が無くて生活は楽に思うかもしれません。ただ、病気になったりすると治療費が無料の公立の病院へ行くか、自費で私立の病院に行くかの選択になり、大きな出費となることがあります。

初診は、どんな症状でもGP(ジー・ピー/General practitioner)と呼ばれる一般医/ホーム・ドクターのところへ

先ほど少し述べましたが、治療費が有料の私立病院か無料の公立病院なら、無料の公立の病院に掛りたいと思いませんか?

ただ、みんながみんな公立の病院に直接、掛れるわけではなくて、ニュージーランドでは、まず最初にお住いの近くにある、GP(General practitioner)と呼ばれる「一般医/ホーム・ドクター」に診てもらうことになっています。GPの診察費は、だいたい、60ドル~70ドルくらいかかります。
GPの診察、治療で症状が解決できない場合やさらに専門的な診察、治療が必要になると判断された時は、専門医や公立の病院への紹介状を貰うことになります。
ニュージーランドでケガや病気になったら。
専門医、公立、私立病院では、予約制ですので、紹介状を貰うと予約をとらなければなりません。

治療費が無料の公立の紹介状を貰えてよかったー、と思いきや、予約をする段階になって、1~2週間先だったり、長いときには、4か月とか先まで診られないと言われることもあります。
そのため、そこまで待てない人や治療費を自分で出せそうだという人は、私立の病院に行くことになります。もちろん、私立病院では、診察や治療は全額自己負担が原則です。(場合によっては、国から一部負担してもらえるかもしれません。)

というふうに、国民皆保険がないニュージーランドでは、GPの診察、治療で完結しない場合、治療費は無料だけど、ひたすら待たされる公立の病院へ行くか、自分で全額負担を覚悟して私立病院での治療を受ける、という極端な選択になります。
※そのため、自己負担で医療保険に加入して、いざという時に備えている人もいます。

ニュージーランド医療システム概要まとめ

覚えておいて欲しいのは、どんなケースでも、まずは GP(General Practitioner)に行き診察を受けるということです。日本の場合は、自分の症状を自分で判断して、風邪気味だから内科に行ったり、目鼻のアレルギーがつらいから耳鼻科に行ったり、皮膚に違和感を覚えたら皮膚科に行ったりしていますが、とにかく異変を感じたらGPに行って症状を説明し、診察、治療を受けることになっています。
GPで診療を受けても解決されない場合、さらに専門的な治療が必要になる場合はGPで紹介状をもらい、公立病院、もしくは私立病院の専門医にかかります。

ニュージーランドの医療を受けるには?

ニュージーランドで医療を受けるには、まずは、GPに行きましょう。
まずは、GP(General Practitioner)を見つけなければなりません。自分が居住する所から近いところにあるGPを選ぶのが一般的です。こちらのHealth Pointで調べることが出来ます。 最寄りのGPを見つけたら、次に、電話による事前予約が必要です。電話が苦手な場合は、直接出かけて行って、予約してもいいでしょう。空きがあればその日に診てもらえるかもしれません。

緊急の場合は、時間外診察を行っている医療施設(Accident & Medical Clinic)へ行くか、公立の総合病院緊急科(24時間体制)へ行くことになりますが。公立の場合は、症状によっては、受付の時点でかなり待たされる可能性があります。時間外診察を行っている病院を調べるには、こちらのHealth Pointのサイトからエリアを選択して調べることが出来ます。

永住権、市民権保持者、通算2年以上のワークビザ保持者の場合

ニュージーランドの医療を受ける場合、永住権や市民権、ワークビザを通算2年以上保持している方であれば、ニュージーンランド人同様の医療補助を受けられます。
まずは、最寄りのGPにて診察、治療を受けます。一定の条件をクリアできていると確認できれば、公立病院での治療費や入院費も現地のニュージーランド人と同様、無料で受けることができます。また、アクシデントによる怪我の場合は、ACCの補償を受けることが出来ます。

ちなみに、永住権を持っているような長期滞在者であれば、GPの登録も済ませておくといいと思います。GPに行って登録したいといえば必要な書類を渡してくれるのでそれに記入し、パスポートなどの身分証明をみせる程度で手続きは簡単です。GP登録をすることで、GPの診療費用や処方薬が安くなったり、予防接種や検診の一部が無料になることがあります。
引っ越しなどでGPを変える場合は、新しく登録するGPに以前の情報が移行されるようになります。また、持病のある方、これまでの日本で受けた医療記録などを英訳して、それを渡しておくのもいいですね。

留学生や観光客の場合

ニュージーランドに留学中の学生や観光で訪れている方もまずは、GPにて診察、治療を受けます。公立の病院で治療を受けても無料にはなりませんので、海外旅行傷害保険に加入してから渡航することを強くお勧めします。アクシデントによる怪我の場合は、ACCの補償を受けることが出来ます。


ACCとは?

アクシデントによる怪我の場合は、ACCの補償を受けることができると述べましたが、ここでは、ACCについてご紹介します。
ACC (Accident Compensation Corporation) は、ニュージーランドの国の保険制度で、ニュージーランドの国民だけでなく、永住権保持者、ワークビザやワーホリビザ、さらには短期の旅行者の怪我を全額払ってくれたり、事故などで動けなくなった場合の生活保障もしてくれます。
ACCの補償を受けられる怪我の内容は、幅広く、交通事故に遭ったり、転んでねん挫したり、骨折したり、生活している中で医者に掛かる必要があるような怪我をしてしまった場合、ほとんどのケースで補償されます。
ACCを適用したい場合は、GPの診察を受けた時に、伝えると手続きしてくれます。補償が適用になるかどうかは、約1週間くらいで郵送によりACCから連絡があります。
実際の支払いは、診察をした医療機関がACCが適用されるかどうかを判断し、一部は患者負担なので、初診料や治療費、薬代などからACCが負担する分の金額を差し引いた額が請求されます。もし、全額支払ってしまった後でもACCの指定のフォームに記入し、領収書やレシートなど必要なものを揃えて郵送し、審査を経れば、後日、かかった医療費の一部の返還が可能な場合があります。

ACCのWEBサイト:https://www.acc.co.nz/

救急

緊急時、救急車を呼ぶ際は、111に電話します。ウェリントンエリアは、救急車は無料ですが、それ以外のエリアは、有料です。救急車の利用後に金額を請求されます。一定の在留資格をクリアしている人は、98ドル、それ以外の留学生や、旅行者といった方が利用した場合は、800ドルとされています。※怪我や事故の場合は、救急車代もACCでカバーされます。詳しくは、StJohnのサイトへ。

ニュージーランドの緊急ダイアル111。消防・救急・警察すべて111におかけください。
Photo:Sam Mahayni ニュージーランドで111に緊急通報をしたら、合わせて位置情報も通報先に発信されるというニュースがあったので、この機会に改めて調べておくことにしました。(自分自身、いつ緊急事態になるか分からないですからね...

医者から処方箋を受けた場合は、薬局の「Pharmacy(ファーマシー)」に持っていき、薬剤師に薬を用意してもらいます。GPに登録している永住権保持者の場合は、ほとんどの薬が一品、5ドルです。

歯医者

歯医者の場合は、GPではなく、直接、歯科医を探してみてもらいましょう。
18歳までの子供は、歯医者は無料です。
次のウェブサイトDental Council of New Zealandでは、ニュージーランド国内の歯科医が登録されていますので、お住まいのエリアの歯科医を検索することが可能です。

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