キウイがランギトト島に上陸した姿が確認される。

動物
Fraser Clements

オークランドからフェリーで25分くらいでアクセスできる、ランギトト島。遠くから眺めると円錐形の形をした島でハイキングや日帰り旅行先として人気です。この島で初めてキウイの生息が確認されたことがニュースになっていました。

ランギトト島にキウイが上陸!

2012年にランギトト島近くにあるペスト(害獣)が一切入り込まないようにコントロールされた島の一つ、モツタプ(Motutapu)にブラウンキウイが放たれていたのですが、その後、初めてランギトト島においてキウイの姿が確認できたとして大きなニュースになりました。
お隣のモツタプには、100匹ほどのキウイが生息しているそうで遅かれ早かれ、いずれかの個体がランギトト島へ向かうのではと考えられていたそうで、こちらの写真がFacebookにアップされた際は、多くの喜びが寄せられていました。
下記が撮られた写真で、キウイが食べ物を探している姿だそう。
ランギトトアイランドでキウイが発見される。

ランギトト島は、若い火山で、最後に噴火があったのは、600年ほど前です。それ以来、キウイは生息していなかったと考えられているため、600年ぶりにキウイを観測できたことは、大変貴重なこととされています。

モツタプとランギトト島は、完全に害獣のいない、コントロールされた島なので、キウイの繁殖が可能となっていますが、害獣がいる場合、どうしても成鳥になるまで生き抜くことが難しく、野生で生まれたヒナのキウイは、たった5%しか生き延びることが出来ないそうです。

現在、キウイの個体数は、約7万匹と考えられていますが、毎年、2%ほどその数は減っているそう。このままだと60年以内に絶滅の危機に瀕しているとのことです。

太古の昔から変わらない姿で今も生き残っている飛べない鳥である、キウイ。かつて彼らにとって平穏な時代、彼らを襲う哺乳類がおらず、飛ぶ必要がないため飛ぶ機能が退化してしまったと聞きますが、今や害獣や狩猟により、絶滅の危機。

失くしてしまったものを取り戻すことがいかに大変であるかを考えさせられますね。
そのうち飛ぶことができるようキウイが進化を遂げる…なんて期待できませんかね…。(絶滅まで60年程度と考えられる短い間でそんな進化遂げるなんて無理でしょうけど…。)

絶滅の危機を引き起こした人間が責任をもって少しずつでも個体数を伸ばせるように努力するしかないでしょうね。

絶滅の危機に瀕している鳥を始めとした動物を保護する団体にForest&Birdがあります。興味を持たれた方はぜひ、寄付などオンラインでできますのでForest&Birdサイトを覗いてみてください。

ニュージーランドの鳥について
太古のニュージーランドの地には、鳥にとって脅威となる動物がいなかったため、警戒心を持たない鳥や飛ぶ機能が退化するなど独特の進化をとげてきました。飛べない鳥が多いのもこのためとされています。ところが、人間や人間が連れ込んだ猫や犬、ポッサムなどに捕食され、いくつかの種の鳥たちが絶滅へと追い込まれてしまうことになりました。
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