ニュージーランドも日本と同様に島国ですから、地震が起きた際の津波対策など国をあげて推進しています。
ブルーライン
ウェリントン郊外の南沿岸のエリアを歩いていると、Blue linesがあることに気付くと思います。このラインは、津波の安全エリア(tsunami safe zones)を表しているそうです。津波は、英語でもTsunamiと言われています。(ただし、アクセントが “a” にきているので、日本人の筆者には、少し違和感を感じます・・・。)

キルバーニーやミラマー地区あたりで筆者は目にしたことがあります。このサインは、ミラマー地区を歩いていた時に見つけました。このサインのある奥が小高い丘になっていてそこへ避難するように誘導しています。
ブルーラインは何のため?
ブルーラインは、もし、強くて長期間に渡る地震があった時に避難するために安全な場所への誘導の目印になるように作られました。
2010年にウェリントンの緊急時対策チームによりIsland Bay に住む住民に対して大きな津波が来るかもしれない場所について行った教育キャンペーンをきっかけにプロジェクトとして推進が始まりました。そして、2年後にこのプロジェクトは、2012年に米国危機管理者協会: IAEMから評価を受け、 Global and Oceania awards for Public Awareness を受賞をしています。
現在、ブルーラインは、Owhiro BayとHoughton Bayにも引かれておりますが、プロジェクトはまだ途中でウェリントン沿岸部の他の地域にも津波に対する注意喚起のためラインを引くことを予定されています。
ウェリントン沿岸部を歩く際は、ブルーラインがあるか気にかけてみてください。ブルーラインについて詳しくはこちら。
興味のある方は、津波ゾーンを示したマップなどもありますので、こちらも参考にしてください。

